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今までのサイト運営ノウハウから、なるべく自分のカラーを封じて、万人向けにつくりこんできました。
それはある面成功しましたが、重要な点を見落としていました。
「親近感が持てない」
自分の主張を全面に出したなら、取りこぼしてしまう貴重な情報があるだろうという予想のもとに、わざと「無機質的」なサイト構成にしたのですが、結局はコンテンツに人間性というのは出てしまうもので、内容が増強されるにしたがってかえってアンバランスさが目立つようになってきました。
結局のところ多くの人に見てもらわなければ(しかも活用してくれなければ)意味が無く、情報集約を目的としているので、つまりお気に入りにしてもらう必要性があるわけです。
気に入るかどうかは
「そのサイトを透過してみえる作者(管理者)の意図に同意できるかどうか」
だと思うので、いまさらですが現在の作者(管理者)である私の考え方や方向性が見えないと同意のしようも無い・・・ということに気がついたわけです。
多くの人は、このページを読んだ時点で(あるいはここまでの段階で)×をクリックしているかもしれません。
でも、今までの自分の生き方自体が万人向けではない以上、それは仕方ないと思っています。
「10年付き合える10人のコアな友人、しかもオバカな大人」
が見つかって、一方ではビジネスとしてお金を生み出してくれ、別の面では本気で遊べる仲間として人生を楽しめればよいと言う結論に達しました。
このページはそういった私の紆余曲折の末に公開するものです。
無理して読む必要はありませんし、せっかく貴重な時間を割いて読んで下さっても無意味かもしれません。
しかしながら、少しでもこういった接点を持っていただけたことに感謝します。
この文章が多少なりともFC3S.jpの理解に役立てば幸いです。
FC3S.jp Administrator 小宮山 哲司
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はじまり・・・
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このプロジェクトをはじめたとき、何人かの友人、知人、初めて会った人から「なんでいまさらFCなの?」と口をそろえて言われました。
私を昔から良く知る友人は、放送禁止コードにひっかかるぐらいバイク好き(しかもKAWASAKIの1000ccクラス)だった私が、何故に目の敵にしていた車を趣味の対象としたのか理解しがたいようです。
事実、私は4輪車が大嫌いでしたし、免許をとったのも20台半ば、仕事上必要だったからでした。
そういった経緯を知らない、最近知り合った車好きな知人は「解体屋寸前の車なんて商売にならないんじゃない?」とも言われました。
この意見は一般的には「ごくまっとう」だと思います。
私の前期FCしかもATでは筑波ではテンロクのロードスターといい勝負だろうと皮肉られもしました。
(※これを皮肉と受け取ったのは当時の私の不見識で、ロードスターは速い車です(笑))
FC3S.jpを展開するに当たり、いろいろなFC関連の人と情報を交換しようと試みました。
今、FCに関わっている人たちというのはどういった人間像なのか興味があったのもありますし、今後ビジネス面も視野に入れると有償無償で労力やノウハウを提供してくれる人はどうしても必要だったわけです。
衝撃的だったのはセブン関係の雑誌にも出ていた事がある、「ロータリー車の健康管理には必須だけど高価な機器」を自力開発した人に会ったときでした。
「FCだけで商売になるわけないですよ、FDもやらないと話にならないです。」
「今有名なショップはそれぞれに特色がありますよね。その特色が存在意義になっているわけでしょう?これからはじめるって何か特色はあるんですか?」
正直、初対面の人にこれだけこき下ろされるとへこみます。
というか、何故に私は時間を割いてけなされなきゃいかんのだ?という怒りにも似た感情が(怒りですな(笑))湧き上がってきたものです。
だからといって、方針を変更するわけがなく、今に至っています。
「FCに乗っているというだけでは共感してよい理由にはならない」
という現実をあらためて認識したわけです。
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企画と実行
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FC3S.jpの主な収入源は私が独立するきっかけにもなった「システム管理」業務です。
1999年に独立して合資会社を設立した当時は汎用機のシステム開発をやっていました。
その後、本来やりたかったWindows系の大規模システム管理部門に移り今に至っています。
スキル的にはMicrosoft認定システムエンジニア(MCSE)とMicrosoft認定システム管理者(MCSA)になっているため、たぶんインドあたりに行けばヒーローなのですが(インドではこの資格とるために全財産はたいて20日間缶詰になるらしいです)日本ではすごい苦労の割にごく一部でしか認知されていません。
当然、契約金にも反映されませんので自己満足にしかならないです。
Windows Server 2003のベータテスタもやっていた関係で、日経コンピュータに取材されたりもしました。
ただ、企業としてこれだけが売上というのはあまりにも健全ではありません。
あと、自分に出来る事といったら・・・バイクか車の販売です。
幸い、昔取ったなんとかでオートバイショップ運営や修理、販売、板金、顧客管理、保険といった業務は全てできます。
しかし、やりたくないんです。
バイクは手間の割に利益が出ません。(10年前の話なので今は美味しいのかもしれませんが、当時はあまり利益がありませんでした。)
応用できるのは車です。
「道具と場所さえあれば、一通りの業務はできる」
あとはターゲットを絞る事でした。
「乗って楽しく、バイクに近くて強烈な個性のある車種・・・」
「販売ベースで考えた場合、古すぎて壊れやすのは困るが、価格が高いとベース車を購入することすら出来ない。そこそこ安い車種」
「なにより自分が納得した車に特化したい。それは趣味的な側面もさることながら、工具を揃える設備投資の金額を極小にするためには車種を限定するほうが有利。」
「今、すぐに自分が入手できる車」
その他多くの条件に見合った車は「FC3S」しかなかったのです。
(※まあ、ロータリーエンジンが気になっていた事も多分にあるのですが・・・)
そして運命的とも言える前期型との出会いは2002年の冬に訪れました。
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起動
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「設備にお金をかけられない」
システムの仕事がいくら金額的に多目とはいっても、それは個人レベルで見た話。
企業としてみたら正直言ってやってられない金額しかもらえません。
毎月ギリギリのラインから一歩進めるためには、費用をなるべく少なくして効果をあげる(つまり売上を伸ばす)必要があるわけです。
当然、店舗は金額的にも時間的にも不可能です。(私が現場に常駐する必要がある現状では、物理的な店舗は運営困難)
4年間にわたるWeb Site運営のノウハウを全て投入し、多くの人に見てもらう事が最短距離になるわけです。
「フォーカスすること」
つまり、一点に焦点をあわせることがWeb Siteのヒット率を上げる要素です。
FCをやると決めた以上、わき目はふりません。
そして天がちょっとだけ私に味方してくれました。
「FC3S.jp」のドメインが取得されず残っていたのです。
これで方向性は確定しました。
FCの情報はネット上に散在しており、多くの情報は非常にオーナーにとって(特に新たにオーナーになった人たちにとって)有益なものでした。
しかし、個人で運営している以上、年月が経過すれば趣味趣向は変化しますし、経済的な環境も変わっていきます。
重要な情報を含むWeb Siteがいつの間にか閉鎖されてしまい、困った事が何回かありました。
「旧車を維持するために必要なのはまず情報」
昔MACHV(KAWASAKI 500SS (マニア向けに書くとH1Dでした))を所有していたとき、外装部品の調達や流用(KH500からの流用情報)を知るためにずいぶん苦労しました。
当時(1990頃)はInternetも今ほど発達しておらず、口コミ情報だけが頼りでした。
英語版のサービスマニュアルが唯一の整備情報だったのです。
その経験から、情報を整備しようと思いました。
今ですらこれだけ情報が失われているのに、今後数年間で無くなってしまう情報量とその価値を考えると、システム屋さんとしては気が遠くなるような状態です。
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システム
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「車両を残すためには少しでも多くの情報を残す。」
なるべく長期間、少ない管理コストで運営でき、データとして保存するためにはデータベースがベストです。
サイトコンテンツそのものをDBとして扱えるソフトは、MicrosoftのMSCMS2000(コンテントマネジメントサーバ)ぐらいしか思い当たりませんでした。
当時はベータ版が出たばかりでしたのでラボで使ってみましたが、開発工数がべらぼうに多くかかることと、ライセンス金額が1000万近いという点で完全に却下でした。(いくら企業だって、それは無理ってものです)
独立した当時からいろいろお世話になっている方に相談したところ、現在使用しているマネジメントソフトを教えてもらいました。
FC3S.jpはコンテントマネージメントシステムによって運用されています。
その内容は全てDBに格納されており、全てのコンテンツが検索可能になっています。
つまり、情報が増えれば増えるほど検索による利便性がましていく作りになっているのです。
ただし、フリーソフトのため、善意の方々によって改善が進んでいます。
使い勝手の悪いところや、不具合などには目をつぶる事にしました。
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非常識
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私はFCに乗り始めてわずか7ヶ月でしかありません。
(※2004年6月現在、1年半になりました(笑))
そうです、FC3Sのサイトを、しかも情報集約サイトを作成するような所有期間ではありません。
おそらく常識では考えられない事をやっているのだと思います。
ただ、私の性分として「うわさは真相を知りたいし、曖昧な事は確認してみないと気がすまない」ので、とにかく何でも実験してしまいます。
これはバイク時代の遺産ともいえるでしょうが、変更する時は一箇所だけにして、変更前後の違いが明確にわかるように、おかしくなった時の原因究明がしやすいようにという習慣がついています。
FC3S.jpのコンテンツはこういった背景で作成されているのです。
例えば、FCにRX-8のプラグをつけることは無意味かもしれません。
ただ、何もやらずにこれを無意味と笑い飛ばす人とお友達になろうとは思いません。
エンジンブローを覚悟で情報収集しているのです。
私はこういった非常識な事を10数年にわたって積み重ねて来ました。
その一端がFCにむけられているだけで、特殊なことをしているつもりは無いのですがはたから見ているとずいぶん変な事をしているようです。
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U.S.A.との接点
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私の会社である「ミスティフリップ・インターナショナル・インコーポレイテッド」はアメリカに法人登記しています。 2007年1月解散
最初にドメインをとった時から英語のサイトと格闘していたり、さかのぼって500SSやGPz900Rのサービスマニュアルが英語だったためか、英文に対してのアレルギーがあまりありません。
かといって英会話ができるわけでもなく、TOEICで点が取れるような英語力はありません。(爆)
Webで提供されている翻訳サイトを利用して意思の疎通をしています。
依頼されてドメイントラブルの解決をしたときには、英語のメールのやりとりを何度となくやりましたが、なんとか無事に所有者を移転できましたし、オンラインゲームでドイツとコミュニケーションしたときも、英語の翻訳で意味は伝わりました。
そんな経験がまさかこういった形で活きるとも思いませんでしたが、FC3S.ORGと提携できたのは過去の経験がなければ出来なかったでしょう。
いずれDave氏には会いに行くつもりですし、FCでアメリカをのんびり見聞して新しい事を吸収してきたいと思っていますが、車両改造のオバカさを見に行く楽しみが一番でしょうか。
→2008年7月現在「FC3S.org」ドメインは売りに出されており、サイトが存在しません。
お引越し先情報等ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
おかげ様で、というか現在書き込みして下さる方は「横浜」と「南カリフォルニア」が多いという不思議な状態になっています。(笑) |
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今とこれから
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おそらく、ですがFC3S.jpは今後もFC関連の情報、それは過去のものの再編集や新たな発見など様々なものになるでしょうが、そういったものを集約していく事になります。
車両の販売や部品の開発、供給も進めていくことになるでしょう。
FC3S.ORGの日本語翻訳公開も進めています。 挫折
情報源としてのFC3S.jpは内容が増える事は会っても減る事はないでしょう。
もちろん、コンテンツの増大に伴って、サーバの運用費も増えますが、それは販売利益によって十分まかなえる金額だと見積もっています。
FC3Sという車両へのアプローチは、いわゆるチューニングショップの方向性ではありません。
どちらかといえば、「現状維持のための健康管理と改善」を主体としたいわゆる「レストア屋」に近いカテゴリに属するでしょう。
ただ、既存のSHOPと大きく異なる点は「自前でコンピュータシステムを設計、開発、運用できる」という点です。
こと運用に至っては、現在1万台規模の管理をしているわけですから、自分の手持ちのサーバがそういった規模になっても、対処するすべは知っているわけです。
さらに経営コンサルティングの勉強もしてきましたので、企業として利益をあげるための手法もある程度はわかっているつもりです。
つまり、FC3Sをビジネスとして動かすための「人・物・金・情報」のセットが揃ったわけです。
そのなかでも情報にかかるコストが自前というのは、資産価値にしたら年間2000万以上になるのではないでしょうか?(運用コストのみを安く見積もって・・・です。)
ちょっとシステムの見積をしたことがある人なら、もっと価値があるだろうことはわかると思います。
他の自動車屋さんに無いものをFC3S.jpは最初から持っているのです。
これはもっと宣伝してもいいかもしれないですね。
だって、この構築、運用ノウハウを使えばネットからの売上が上がるわけですから(笑)
そういった仕事の展開も今後あるのかもしれませんが、どうしてもってお願いされなければやるつもりはありません。
必要としていない企業に売り込んでも価値がわかってもらえませんし、お互い不幸になりますので・・・
それよりも、FC3Sに関わる世界をより広く、深く理解していくことに力を注ごうと思っています。
ヨーロッパではクラシックカーがとても大切にされています。
日本にもそういった文化が定着し、認知されて次の世代に受け継いでいく事がとても大切なことではないでしょうか?
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エピローグ
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長文に最後までお付き合いいただきありがとうございます。
一気に書き上げた文章は普通何日か寝かしてから公開するのですが、今回はしません。
おかしなところは後で直すかもしれませんが、おおすじを変えるつもりはありません。
おそらく、このページを読んで「なんだ所詮は金儲けか」と思った方も多いと思います。
でも、資金がなければ長期間に渡る運営はできませんし、個人のサイトが消えてしまう理由の多くも資金です。(FCを降りる理由の上位のはずです。)
FC3S.jpの売上が多くなれば、それだけ新しい商品のテストや走行会の企画など活動の幅が広がってくれると考えています。
なにより、まだ走れるのに部品取りになって死んでいくFCに(資金的な理由で)何もできない現状がもどかしくて仕方ありません。
私は人がどう言おうとFC3S.jpをビジネスとして軌道にのせるつもりです。
→残念ながら、軌道から外れ太平洋上に落下した模様です。
そして、一台でも多くのFCが10年後にも元気に公道を走れる状態になっていることが仕事だと思っています。
ですが、FC3S.jpは人を選びます。
矛盾してしまいますが、全ての人に対応するつもりはありません。
もちろん、昔に比べたら年もとりましたし人間性が攻撃的でなくなってきたでしょうからかなり許容範囲は広くなったと思います。
もしFC3S.jpを気に入ってもらえて、修理や車両の購入をお願いされたなら、持てる技術とノウハウの全てを投入して最善の結果を出せるような仕事をするでしょう。
車両の整備工程を時系列で公開しているのも、どこをどう直したか知ってもらった上で乗って欲しいからです。
これがFC3S.jp流のお客様とのお付き合いです。
もういちどお礼を言わせてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
追伸
2008年3月 5年間を共にし、何度も助けてくれた「FC3S-119095機」が自分の手元を離れていきました。
自分で決めた事とはいえ、亡き父との思い出や、前オーナーの想いも含めて「あるべき場所にいない」日が来るとは思っていませんでした。
また、その最も大きな理由が経済的なものであり、自分の力不足によって招いたという事実は気力を無くさせるに十分なインパクトです。
と、同時に、ネット上の意味不明な攻撃や人間関係と距離を置けるという安堵感もあり、正直張りつめた糸が切れた状態ではあります。
「FC3S.jp運営委員会」による運営に移行する事で、コミュニティサイトとしては至極健全な方向に向かうことは間違いなく、大変良いことであります。
と同時に、失われて当分(おそらくは二度と)戻らないものがあることも確かです。
そういった事を時系列の左のほうに放置しつつ、想いを継続してもらえたらいいなぁ、と思う今日この頃です。
さらに追伸
2008年6月「運営委員会」による運営移行は白紙に戻しました。
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