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トップ >  FCを長持ちさせるコツ >  ハイオクが良い?
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題名 投稿者 日時
   ハイオクが良い? KOMI 2003-3-22 14:50
     その後 KOMI 2003-4-1 2:38
       やはり KOMI 2003-4-6 21:56
         その後のハイオク KOMI 2003-5-9 18:30
           スロットルボディが汚れる? KOMI 2003-5-17 20:47
     Re: ハイオクが良い? 通りすがりのFC乗り 2003-8-23 14:46
       結局・・・ KOMI 2003-8-24 0:26
         アルコール系燃料 通りすがりのFC乗り 2003-8-31 19:48
           Re: アルコール系燃料 KOMI 2003-9-2 15:01
             使用燃料 通りすがりのFC乗り 2004-3-6 21:07
               Re: 使用燃料 mogu 2004-5-23 0:44
                 Re: 使用燃料 tomo 2004-5-25 19:23
                   Re: 使用燃料 mogu 2004-5-30 23:00
                     Re: 使用燃料 通りすがりのFC乗り 2004-5-30 23:10
                       Re: 使用燃料 通りすがりのFC乗り 2004-6-21 1:12
     Re: ハイオクが良い? 通りすがりのFC乗り 2004-6-21 1:09
   » ノッキングの秘密 KOMI 2004-8-3 7:53
       Re: ノッキングの秘密 nose 2006-5-6 13:26
         Re: ノッキングの秘密 yukkie 2007-3-7 12:35
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投稿者 スレッド
KOMI
投稿日時: 2004-8-3 7:53
管理人
登録日: 2003-3-21
居住地: 群馬県高崎市
投稿: 718
ノッキングの秘密
KOMIです。

久々にこのネタを提供。

通常、レシプロの点火時期は
低回転 → 上死点あるいは上死点後
高回転 → 上死点前

ですね。
なんでか?

という細かい解説は専門書に譲るとして、要はピストンスピードが速くなると点火タイミングを早くしないと間に合わなくなる(通り過ぎてから押しても空振りでしょ)ということです。

これ自体はノッキングとは別の問題で、「高回転化して馬力を稼ぐ」ために点火タイミングを適正にする必要性から生じた仕掛けです。

また、一回の爆発力を高めて「同一排気量で同一回転数のとき、より力を出す」つまり「トルク」を稼ぐために「より高い圧縮による大きな爆発力」を実現する方向性があります。

で、エンジンの進化の過程で技術的にどっちが簡単かといえば、高圧縮化のほうが容易にできるわけです。(ピストン上面を盛り上げれば簡単に圧縮はあがるわけですね)
高回転化のほうは、各部品の慣性重量とか、バルブスプリングの関係でとても難しく、これをやってのけたのは本田宗一郎さんだけだったわけです。

で、圧縮の過程では圧縮されれば気体の温度は上昇します。
そして、本来ならプラグで「ドンピシャのタイミング」で点火する前に自己燃焼をはじめてしまうのがノッキングなわけです。
この燃焼速度は自爆だけあって通常の燃焼よりも速く、しかも一箇所自爆すると残りの部分がさらに圧縮されてまた勝手に燃えるという悪循環にはまり、燃焼速度が音速を超えて衝撃波を出します。
これが「ガラガラ」とやかましく音がする元なのですね。

さて、ノッキングの理屈がわかったところで我らがFCのロータリーはどうかというと、前期で8.5:1、後期で9.0:1という、レシプロの10:1以上に比較して低圧縮比なわけです。
つまり、数値上はノッキングしにくいはずなのですね。

「ほんじゃ何で?」というと、ロータリーエンジンの構造によるものなのです。
そもそも、ノッキングを起こしやすい構造なのです。

1.燃焼室が回転方向に長いため、後方に重いガソリン粒子が溜まりやすい。
2.燃焼室自体がハウジング壁面を移動しながら容積変化するため、自己燃焼のきっかけが常にある。(スラッジや金属接触のヒートスポット等)
3.ハウジング上の燃焼位置が同じため、レシプロのように新気で冷却されるタイミングが無い。常にハウジング面が高温となるため、自己燃焼の引き金となる。

レシプロであれば円錐形の頂点にプラグがあり、火炎伝播を最短距離で行える形状(ペントルーフ)なので、自己燃焼が発生する前に正常燃焼を完了できるのですが、回転方向に長いロータリーでは必ず火炎伝播が不均等になります。
正常点火でも、燃焼室の前端と後端は燃焼まで時間がかかり、自己燃焼しやすい状態にあります。

前期では低圧縮のため、ノッキングは出にくいのですが、後期は圧縮が上がり、ノッキングを起こしやすくなっています。
タービンのハイフロー化も、みかけ上の圧縮比を高くするため条件が悪くなっています。

さらに燃費や排気ガス対策で混合気は薄くしたいのですが、そもそもノッキングしやすい構造上、薄くするにも限界があり、ある程度濃い状態を保つ必要があります。

しかし、濃くしてもガソリン粒子は重いため燃焼室後方に偏り、燃焼室前端は薄い状態になるため、わずかなきっかけでノッキングをおこすというわけです。

急激なスロットル操作で薄くならないように、スロットルにも機械的にある程度以上は開かない仕掛けを着けていますが、レギュラーでギリギリノッキングを起こさないセッティングであることは想像に難くないと思います。

ノッキング防止には
1.冷却
2.プラグから短時間で均等に燃焼する燃焼室形状
3.低圧縮化あるいは低加給圧
4.燃焼しにくい燃料
5.薄くならないスロットル操作、ギア選択
となりますが、パワーを維持して解決するには1〜3はロータリーに厳しい条件です。

結局、パワーロスを防ぎつつノッキングを防ぐには燃料の選択とドライバーの技術が現実解となりますので、ハイオクの使用がもっとも簡単な防止方法となります。

というわけで、「ロータリーエンジンにはハイオクが(より)良いよ」というオハナシでした。

(一気に書いたので後で直すかも)
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